スマートウォッチの血圧機能、本物と偽物の見分け方【厚生労働省認可基準】-精度は?

 

「血圧が測れるスマートウォッチを探している」——その前に、ぜひ読んでください。

数千円で売られている血圧測定機能搭載スマートウォッチは、厚生労働省の医療機器認可を受けておらず、表示される数値は医学的な信頼性がありません。最悪の場合、本当は高血圧なのに「正常値」が表示され続けるケースも報告されています。

この記事では、本物と偽物の見分け方を正直にお伝えします。

も く じ

スマートウォッチの血圧測定、2種類の「仕組み」を知ろう

スマートウォッチの「血圧測定」と一口に言っても、実は大きく2種類の仕組みがあります。この違いを知るだけで、詐欺まがいの製品を見抜く力がつきます。

医療機器として認められる「カフ式」とは

病院や薬局の血圧計と同じ方式が「オシロメトリック法(カフ式)」です。バンドの内側に極小の空気袋(カフ)とマイクロポンプを内蔵し、手首を物理的に圧迫して血管内圧を直接測定します。

この方式であれば、厚生労働省の医療機器認証(薬機法・クラスII)を取得できる可能性があります。認証を受けるためには、一般的な血圧計と比較した臨床試験データの提出や、品質管理体制の審査が必要です。

カフ式を採用した腕時計型デバイスは構造上どうしても厚みが出るため、一般的なスマートウォッチに比べて大きく・重く・高価になります。

光学センサー(PPG)で「推定」する方式の限界

一方、数千円〜数万円で売られている多くのスマートウォッチが採用しているのが「光学センサー(PPG)方式」です。手首の毛細血管に光を当て、血流量の変化から血圧を「推定」します。

この方式は原理上、血管の硬さ・年齢・末梢血管の収縮状態などあらゆる個人差の影響を受けやすく、血圧の「推定値」でしかありません。頻繁なキャリブレーション(校正)が必要で、それを怠った場合の誤差は医療的判断に使えるレベルではありません。

そして大事なポイントは、この方式では日本の薬機法上「医療機器」として認証を取得することができないという現実です。どんなに「高精度」「臨床試験済み」と謳っていても、未認可である以上、医学的診断・治療管理への使用は認められていません。

日本で「本当に血圧が測れる」スマートウォッチは何台ある?

2026年現在、日本国内で腕時計型デバイスとして血圧の「数値測定」に関して医療機器認証を取得しているのはわずか2ブランド・3モデルです。

厚生労働省の医療機器認証を受けた製品一覧

製品名 メーカー 測定方式 価格帯
HeartGuide(HCR-6900T-M) オムロン ヘルスケア カフ式(オシロメトリック法) 約50,000円前後
HUAWEI WATCH D ウェアラブル血圧計 Huawei カフ式(膨張式マイクロポンプ内蔵) 約40,000〜50,000円
HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計 Huawei カフ式(膨張式マイクロポンプ内蔵) 約50,000〜60,000円

3製品に共通しているのは、カフ式を採用した本格的な測定方式であることと、価格が4〜6万円台であること。「血圧が測れるスマートウォッチ」を探しているなら、これが現実の選択肢です。

Apple Watchの「高血圧パターン通知」は血圧計ではない

2025年後半より、Apple Watch Series 9以降・Ultra 2以降に「高血圧パターンの通知」機能が日本でも管理医療機器として承認されました。ただし、これは血圧の具体的な数値を測る機能ではありません

光学センサーのデータを30日間継続的に解析し、高血圧の兆候を検知した際に「医療機関を受診してください」と通知する、スクリーニング(受診のきっかけ作り)のための機能です。数値を見て自己判断するためのものではありません。

「血圧測定機能付き」と書いてあっても、医療機器認証を確認しましょう

  • 薬機法上の医療機器認証(クラスII)を取得しているか確認する
  • 「医療機器届出番号」「管理医療機器認証番号」の記載がない製品は未認可
  • 価格が4〜6万円未満の「血圧測定スマートウォッチ」は認可取得の可能性が極めて低い

「数千円の血圧測定スマートウォッチ」の危険な実態

ECサイトで「血圧測定」を謳って数千円〜1万円程度で販売されているスマートウォッチの多くは、厚生労働省の医療機器認証を受けていない未認可品です。具体的にどのような問題が報告されているのか、正直にお伝えします。

固定値を表示するだけの悪質なデバイス

悪質なケースとして、実際には何も測定しておらず、ユーザーが事前に入力した年齢・性別などのデータをもとに算出した固定値に、わずかなランダム変動を加えて表示しているだけのデバイスが存在します。

このようなデバイスでは、本当は危険な高血圧状態であっても「120/80」といった正常値を出し続けることがあります。血圧のコントロールが必要な方がこれを信じてしまうと、高血圧の見逃し・治療の遅れ・命に関わる重大なリスクにつながりかねません。

未認可スマートウォッチの血圧数値を信頼することの具体的なリスク

  • 実際の血圧より低い数値が表示され、高血圧を見逃す
  • 偽の「正常値」を根拠に降圧薬の量を自己判断してしまう
  • 脳卒中・心筋梗塞の早期発見機会を失う
  • 数値を信じて医師への相談を先延ばしにしてしまう

有名ブランドを騙る詐欺サイトにも注意

関連した問題として、オムロンなどの有名医療機器メーカーのブランドロゴ・社名を無断使用し、「血圧や血糖値が測れる画期的なスマートウォッチ」と偽って粗悪品を販売する詐欺サイトやSNS広告が横行しています。

オムロンは「自社で血糖値が測定できる腕時計型デバイスは販売していない」と公式に否定しており、消費者庁も注意喚起を発表しています。SNS広告で見かけた「有名ブランドの血圧スマートウォッチ」は特に疑ってかかることが重要です。

また、楽天市場などのECモールでも、血圧測定機能を謳って未認可スマートウォッチを販売していた業者が薬機法違反(未承認医療機器の広告)として定期的に退店処分を受けています。退店した後は購入後サポートも一切受けられなくなるため、消費者にとって大きなリスクです。

SINNISが正直にお伝えすること

ここで、SINNISのスマートウォッチについて正直にお伝えします。

SINNISのスマートウォッチには、医療機器として認証された血圧測定機能はありません。

SINNISのスマートウォッチのソフトウェアは世界的に使用されているものを

OEM利用しています。そしてそのソフトウェアには標準で血圧測定機能が

ついています。その為、SINNISでは日本販売するにあたり、血圧測定機能を無効にし販売しています。「血圧が測れる」とスマートウォッチを販売すれば、より多くのお客様に興味を持っていただけるかもしれません。ですがSINNISは、信頼できない数値でお客様の健康管理を惑わすことはしません。私たちが自信を持ってお届けできる機能だけを、お届けします。

SINNISのスマートウォッチが得意とするのは、日常の健康リズムをトータルで見える化することです。心拍数・睡眠の質・歩数・消費カロリーなど、継続的に記録することで体の変化に気づく力をサポートします。

SINNIS スマートウォッチ sinnis-14

[SINNIS14_NAME](sinnis-14)

【日常の健康モニタリングに】

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SINNIS スマートウォッチ sinnis-05

[SINNIS05_NAME](sinnis-05)

【スタイリッシュに健康管理を習慣化】

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血圧管理とスマートウォッチ、正しい組み合わせ方

では、血圧が気になる方はスマートウォッチをどのように活用すればよいのでしょうか。2026年2月に改訂された最新の高血圧治療ガイドライン(JSH2026)に基づく正しい使い方をご紹介します。

上腕式血圧計を「主軸」にする

血圧管理の基本は、家庭用の上腕式血圧計で朝晩決まった条件で測定することです。JSH2026では全年齢で「家庭血圧125/75mmHg未満」という目標値が示されており、家庭での継続測定が非常に重視されています。

白衣高血圧(病院で緊張して血圧が上がる)の傾向がある方こそ、自宅でリラックスした状態での測定値が重要です。オムロンやパナソニックなどの認証済み上腕式血圧計(5,000〜10,000円台)が信頼できる第一の選択肢です。

スマートウォッチは「補助ツール」として最大限に活かす

スマートウォッチが本当に役立つのは、血圧と深く関係する「生活習慣全体」の見える化です。

  • 歩数・有酸素運動の記録:1日30分の有酸素運動は降圧効果があると明示されています。目標を習慣化するための管理ツールとして最適です。
  • 睡眠の質の可視化:睡眠不足は血圧上昇と直結します。睡眠データを継続記録することで、体調変化に気づくきっかけになります。
  • 心拍数の異常検知:安静時心拍数が急に上がるなどの変化は、体のサインです。日常的な変化をトラッキングすることで早期発見につながります。
  • ストレス指標の参考値:自律神経の乱れが血圧に影響を与えることがわかっています。生活リズムと併せて見ることが大切です。

スマートウォッチで「血圧の数値を測ること」ではなく、「血圧を上げない生活習慣を続けること」をサポートするのが本来の使い方です。

まとめ:スマートウォッチ×血圧管理、賢い選び方

この記事でお伝えしたことを整理します。

  • 本物の血圧測定スマートウォッチ:カフ式+厚生労働省認証が必須。現状はオムロン・HUAWEIの3製品のみ(価格は4〜6万円台)
  • 数千円の「血圧測定」スマートウォッチ:光学センサーによる推定値であり、医療的信頼性はない。中には固定値を表示するだけのものも存在
  • Apple Watchの「高血圧パターン通知」:スクリーニング機能であり、血圧の数値測定ではない
  • 血圧の正確な管理:家庭用の上腕式血圧計(認証済み)を主軸にする
  • スマートウォッチの本来の役割:歩数・睡眠・心拍などの生活習慣全体を見える化し、血圧を上げない習慣をサポートする補助ツール

スマートウォッチに血圧を「測らせる」のではなく、スマートウォッチと一緒に「血圧を上げない生活をつくる」——そのパートナーとして、SINNISのスマートウォッチをぜひご活用ください。

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