「心拍数 スマートウォッチ」と検索してこの記事にたどり着いたあなたへ、SINNISが正直にお答えします。
スマートウォッチの心拍数は、胸に電極を付ける医療機器とは測り方がまったく違います。手首に光を当てて、血の流れの変化から推定しています。
だから「当たるときと、ずれるとき」があります。この記事では、その仕組みと、ずれる理由、そして混同されやすい「心電図」との違いを、買う前に分かるように書きます。
後半で、心拍数を24時間自動で記録できる SINNIS の2機種を紹介します。
スマートウォッチは、光で心拍数を測っている
手首の裏を見ると、緑色の光が点滅しています。これが光学式センサーです。
心臓が血を送り出すたびに、手首の血管を流れる血の量がわずかに増えたり減ったりします。血は緑の光を吸収するので、反射して戻ってくる光の強さが、心拍に合わせて揺れます。この揺れを1分間に数えたものが、スマートウォッチの心拍数です。
つまり、心臓そのものではなく、手首の血の流れを見ているのがポイントです。これが、次の「ずれる理由」につながります。
心拍数がずれる4つの理由
| 理由 | 何が起きるか | 対策 |
|---|---|---|
| ゆるく着けている | センサーと肌の間に外の光が入り、揺れが読めなくなる | 指1本が入るくらいで固定する |
| 腕を激しく動かしている | 血管の揺れとは別の揺れ(動き)を拾う | 運動中の一瞬の数字は見ない。安静時や平均で見る |
| 手首が冷えている | 血の流れが弱く、光の揺れが小さくなる | 冬の屋外などは誤差が出やすいと知っておく |
| 肌の色・タトゥー・体毛 | 光の反射が変わる | 機種による差が出やすい項目。数字そのものより変化を見る |
どのメーカーの製品でも、この4つは同じです。「1回の数字」ではなく「毎日の変化」を見る、というのが心拍数記録の正しい付き合い方です。
「その場で測る」と「24時間自動記録」の違い
商品ページに「心拍数対応」と書いてあっても、2種類あります。
| 方式 | 何ができるか | 向いている人 |
|---|---|---|
| その場で測る | ボタンを押したときだけ測って記録する | 運動の前後で確認したい人 |
| 24時間自動記録 | 着けている間ずっと記録し、グラフで変化が見える | 安静時の心拍の変化・睡眠中の心拍を見たい人 |
健康管理として使うなら、24時間自動記録を選んでください。「最近、朝の心拍が高い日が続いている」といった気づきは、自動記録でないと得られません。
SINNISの Grace2・Noble は、どちらも心拍数の24時間自動記録に対応しています。
心拍数と「心電図」は別物です
心電図・不整脈の判定は、許認可が必要な機能です
- ▶ 心拍数=1分間に何回打っているか(光で推定)。スマートウォッチの「記録」機能です
- ▶ 心電図=心臓の電気の波形そのもの。日本では許認可が必要な機能で、2026年9月11日時点で許認可を受けているのは3万円以上のモデルの数種類だけです
- ▶ それ以外の製品で「心電図が取れる」「不整脈が分かる」と書かれているものは、許認可を受けていない違法な商品になります。1万円以下では、まず該当しません
- ▶ SINNISのスマートウォッチも、心電図・不整脈の判定はできません。心拍数の「記録」までです
「心拍数が測れる=心臓の病気が分かる」ではありません。数字が気になるときは、記録を持って医療機関へ。それが正しい使い方です。
心拍数の記録は、何の役に立つのか
役に立つ4つの場面
- 安静時の心拍の変化に気づく――疲れがたまっている、風邪のひき始め、といった変化が数字に出ることがあります(診断ではなく、気づきのきっかけ)
- 運動の強さの目安――ウォーキングや軽い運動で「どれくらい上がったか」が分かる
- 睡眠の質の推定に使われる――睡眠中の心拍の揺れが、眠りの深さの推定材料になる
- ストレスの目安――心拍の揺れ(心拍変動)から推定する機種もある。あくまで目安
安静時心拍の見方
24時間自動記録の機種なら、アプリに「安静時心拍数」が出ます。じっとしているとき(多くは睡眠中)の、いちばん低いあたりの値です。
| 見方 | どう読むか |
|---|---|
| 自分の「いつもの値」を知る | 2週間ほど着けると、だいたい一定の値に落ち着く。それが自分の基準 |
| 基準より高い日が続く | 疲れ・寝不足・飲酒・体調の崩れの前に上がることがある。休む合図として使う |
| 基準より下がってきた | 運動を続けると、少しずつ下がることがある。続けた成果の目安に |
| 急に大きく外れた | 着け方の問題も多い(ゆるい・外光)。それでも続くなら医療機関へ |
安静時心拍は「数字そのもの」ではなく「自分の基準からのずれ」で見る、と覚えてください。
心拍数のほかに、歩数・睡眠・血中酸素を含めた健康管理の全体像(何が記録できて、何ができないか)は、スマートウォッチで健康管理の記事にまとめています。
心拍数を記録できるスマートウォッチの選び方
- 24時間自動記録に対応しているか(「常時測定」「連続測定」などの表記)
- 安静時心拍数をグラフで見られるか(アプリの画面で確認)
- 本体が軽く、電池が週1〜2回の充電で済むか(着け続けないと記録が途切れる)
- 「心電図」「不整脈」を売りにしていないか(1万円以下でそう書いてある製品は避ける)
SINNISで心拍数を記録するなら(Grace2・Noble)
2機種とも、心拍数の24時間自動記録に対応しています。違いは軽さと画面の大きさ、そして血中酸素の自動記録の有無です。

Grace2(sinnis-10)
【こんな人に】軽さ最優先。心拍と血中酸素を夜間まで自動で記録したい
本体16gの最軽量・最薄モデル。心拍数・血中酸素とも24時間自動記録。通常使用で約3〜6日、常時表示で2〜3日。
- 心拍数: 24時間自動記録
- 血中酸素: 24時間自動記録
- 本体: 16g/IP68
- 対応: Android 5.0/iOS 10.0以上
- 価格: ¥8,980/保証180日間

Noble(sinnis-14)
【こんな人に】大画面で数字を見やすく。通知にも確実に気づきたい
軽量・大画面・振動大きめ。心拍数は24時間自動記録、血中酸素はその場で測って記録します。通常使用で約4日。
- 心拍数: 24時間自動記録
- 血中酸素: その場で測って記録
- 防水: IP68
- 対応: Android 4.4/iOS 9.0以上
- 価格: ¥7,980/保証180日間
まとめ
スマートウォッチの心拍数は「光で推定した記録」です。仕組みを知って使えば、体の変化に気づく道具になります。
- ☑測り方:手首の血の流れを光で読む。心臓そのものは見ていない
- ☑ずれる理由:ゆるい着け方・激しい動き・冷え・肌の状態。数字より変化を見る
- ☑選ぶ基準:24時間自動記録。その場で測るだけの機種は健康管理には物足りない
- ☑できないこと:心電図・不整脈の判定。許認可を受けた3万円以上の数機種以外は違法な表示